訴訟の流れを知る

医療訴訟は難しいと言われています。何故ならば、弁護士に医学の知識がかなり高い専門性をもって求められるからです。また、鑑定意見書の作成や訴訟のアドバイスを頼める専門分野の医者が必要になります。そして、裁判官に医学的問題点を理解させるため弁護士の力量が必要となるためです。 大体の場合は医療訴訟の前の示談で決着が多いのですが、相手方=病院側が過失を否定して争う方向になった時は訴訟となります。 また医療訴訟外での紛争解決方法もあります。裁判外紛争解決手続き、略してADRと呼ばれるものです。 医療紛争において、医師会内に維持紛争処理委員会を設置し、仲裁やあっせんで行われる紛争解決方法です。それでも解決できない最終手段として医療訴訟が行われます。

医療訴訟のおおまかな流れは、訴えの提起→口頭弁論→争点整理手続→口頭弁論(証拠調べ)→1,2回の口頭弁論→和解もしくは判決となります。大抵の場合は和解になりますが、原告・被告の意見が対立する場合は裁判官などによる判決を出します。 医療訴訟を弁護士に依頼するとかかる費用は、請求金額により異なりますが、着手金150万前後、成功報酬は経済的利益の12%となるのがほとんどです。 医療訴訟を起こすと、膨大な費用が掛かるので、まずは示談に向けた手続きをとるのがいいです。 弁護士側もなるべく穏便に済ませたいのが本音なので、相談依頼を受けて、なるべく事を大きくしないで病院側と本人(家族)との当事者対応をメインに対応します。